【枕の選び方】これだけ見ればOK!グッスリ眠れる快眠枕のポイント3つ

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毎日つかう枕は、自分にあったモノを選びたいですよね。しかし、選び方に注意せず何となく買ってしまうと、あとで後悔しないか心配ではないでしょうか。

こんにちは。上級睡眠健康指導士の吉田と申します。「枕って結局テキトーに選んでる…」という声、本当に多いです。どうせ枕を選ぶなら、ここだけはチェックしてほしい!という思いで、大事な3つのポイントを順にお伝えしていきたいと思います。

見るべきポイントは「大きさ・素材・高さ」の3つだけ。この3つさえおさえておけば、満足のいく枕が見つかります。

枕を何となく買ってしまう前に、ぜひご覧ください。コレだ!という最高の枕を見つける参考にしていただければ幸いです。

目次

そもそも良い枕ってどんな枕?

そもそもグッスリ眠れる良い枕とは、どんな枕でしょうか。

高い枕、柔らかい枕、色々な基準があって迷っているかと思います。

一つ言えるのは、寝ている間ずっと良い寝心地が続く枕なら、グッスリ眠れる可能性が高いこと。つまり、寝苦しく感じることのない枕が、最高の枕です。

寝苦しく感じることがなければ、毎晩、朝まで快眠できそうですよね。

ですので、たとえば次のような状態にならなければ、その枕は合格です。

  • 首が痛い
  • 硬すぎてリラックスできない
  • 寝返りが打ちにくい
  • 寝ているとムレる(かゆくなって眠れない)
  • 小さすぎて枕から落ちてしまう

こうした寝苦しい状態をつくる要素は、3つあります。枕の「大きさ・素材・高さ」があっていないことが原因です。

逆に、この3つさえ押さえていればどんな枕でもOK。あとは予算や目的、あるいは好みで選ぶと良いでしょう。

では、くわしく一つずつみていきましょう。実際に枕を選ぶ際に、参考にしてください。

ポイント1.枕の「大きさ」

まず1つ目に確認してほしいポイントは枕の大きさです。充分に大きい枕を選びましょう

小さい枕では、せま苦しく感じてしまったり、寝ている間に枕から転げ落ちてしまうからです。

図のようにコロコロと寝返りが打てるような大きさが必要です。寝ている間に枕から落ちてしまうような小さい枕はあまりオススメできません。

あまり知られていませんが、人は寝返りをうたないと、身体がずっと圧迫された状態になるので、うまく眠れなくなってしまいます。このため、人はカラダにかかる圧を解放するために、一晩の間に20〜30回の寝返りを打つとも言われます。

そこで、ラクに寝返りがうてる、充分な枕の大きさがあれば、安眠につながるのです。

あなたにピッタリな枕の大きさ

具体的には、幅60センチ以上が一般的なサイズの目安です。迷ったら、大きめを買ってください。

幅50cmの枕も見かけると思いますが、小柄な女性の方以外は選ばないほうが無難でしょう。

大柄な方なら、より大きめのサイズを選んでおくと安心です。特に肩幅の広い方やよく寝返りを打つ方は、幅70cm以上あるものが望ましいでしょう。広々とした枕でグッスリ眠れますよ。

ちなみに、幅が広めの枕としては、マニフレックスのピローグランデや、Bettenn Hoffmann 羽根枕などがおすすめです。

ポイント2.枕の「素材」

2つ目に見てほしいポイントは、枕の「素材」です。素材によって、柔らかさや通気性に違いがあります。

おもな枕の素材の特徴は、以下の通りです。

素材の名前
特徴
低反発ウレタン
寝たときのフィット感・安定感
高反発ウレタン
コロコロと寝返りを打てる開放感
フェザー(羽毛)
ホテルの枕のように包み込まれる寝心地
パイプ
バツグンの通気性
そばがら
しっかりした硬さの寝心地

基本的には、あなたが最も重視する特徴のある素材を選ぶのが良いでしょう。

たとえば安定感重視なら低反発ウレタン、ふんわり感を重視するならフェザーといった形です。

参考までに、素材ごとの特徴をくわしく紹介していきます。

低反発ウレタン

低反発ウレタンは、頭を乗せると、ぐっと沈み込む素材です。市販の多くの枕に使われており、有名なところではテンピュールの枕などに使われています。

低反発ウレタンのメリットは、頭を乗せたときの安定感です。形が変わりやすいため、あなたの頭と首の形に合わせてフィットします。この感触が気持ちよく、リラックスできるという方も多いです。

デメリットとしては、ややムレやすい点です。また、特に大柄な方ですと、頭の沈みこみによって寝返りが打ちづらく、寝苦しく感じるかもしれません。ここが気になる方は選ばないほうがいいでしょう。

高反発ウレタン

高反発ウレタンは、しっかりしたコシのある跳ね返りが特徴の素材です。

低反発ウレタンと比べて、ラクに寝返りが打ちやすい点がメリットでしょう。開放感のある寝心地です。特に肩こりに悩んでいる方などは、コロコロと寝返りを打てる高反発の枕を使うことで、肩のリラックスをうながせます。

デメリットとしては、こちらもムレて暑くなりやすいことです。また、やや安定感のない寝心地が気に入らない方もおられます。ちなみに市販の枕では、高反発まくらモットンなどが代表的です。

フェザー(羽毛)

フェザー(羽毛)の素材は、フワフワとした感触が特徴です。ホテルに置いてある枕をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。

比較的に誰にでも合いやすく、人を選ばない寝心地だと思います。ウレタン素材とは違い、通気性もそれなりにあり、選択肢としては無難です。

パイプ

パイプは、ストローをこまかくカットしたような素材です。はね返りはありませんが、しっかりとコシのある寝心地です。

通気性がバツグンで、ネットに入れて簡単に洗濯ができるため、お手入れも簡単です。特に枕の清潔感や通気性を重視する方にオススメします。

そばがら

そばがらは、その名の通りソバの実の殻です。通気性がよく、しっかりと硬い寝心地です。

特に男性の方などは、頭をしっかりと支えてくれる寝心地が気にいると思います。

ただ、市販の枕ではあまり使われていないため、枕の選択肢は少なめになります。

ポイント3.枕の「高さ」

3つ目にみてほしいポイントは、枕の「高さ」です。

枕を探していると、高い枕や低い枕、様々なものを見かけると思います。

大事なのは、あなたの首の形に合った高さになっていること。高すぎず、低すぎず、ちょうど良い高さで支える枕があなたの快眠をつくります

自分にあった枕の高さは、体格によって変わります。下の表を参考にしてください。

体格
最適な枕の高さの目安
身長175cm〜の男性
高め(10cm~)
身長160〜175cmの男性・女性
中くらい(7cm~11cm)
身長〜160cmの女性
低め(6~8cm)

こちらの目安をもとに合いそうな高さの枕を選んでください。その上で、ご自宅のベッドで寝転がりながら、高さを微調整すればピッタリと枕の高さを合わせられると思います。ですので、できれば高さを調整できる枕のほうが良いでしょう。

中のシートや素材を抜き差しして調整できる枕としては、ニトリの高さが10ヶ所調整できる枕や、通販ですと高反発まくらモットンなどがオススメです。

(また、くわしい高さの合わせ方や、より精密な体格の測り方については枕の高さ、これで合ってる?たった1cmで理想の寝心地に変わる方法の記事をご覧ください)

枕選び、最後の決め手は?

上でみた3つのポイント「大きさ・素材・高さ」を押さえられていれば、あとはどんな枕を選んでも大丈夫です。大きな失敗はありません。

まとめておくと、

  1. 充分に寝転がれる大きさがあって、
  2. 自分好みの寝心地の素材で、
  3. 自分の体格に合った高さである

このような枕であれば、合格です。安心して買っていただいても大丈夫だと思います。

最後に、3つのポイント以外で決め手になる部分を見て、あなたにとってベストな枕を選んでください。

枕の値段で決める

3つのポイント以外でまず気になるのはおそらく値段でしょう。どれだけ良い枕でも、最後は自分のお財布との相談になりますよね。

一つ覚えておいてほしいことは、無理して値段の高い枕を買う必要はないことです。必ずしも値段の高い枕のほうが良いわけではありません。必ず、3つのポイント「大きさ・素材・高さ」が合っているかどうかを優先させてください。

ですので、まずは安めのものから合う枕を探してみて、気に入ったものがなければ、ちょっと値段の高い枕を見て決めるという形で良いと思います。

ちなみに私の感覚では、1万円以上の予算があれば選べる枕の選択肢もグッと広がります。気にいった枕が見つかったら、迷わずお金をかけてください。枕は毎日つかうものですので、それだけの価値はありますよ。

「いびき」「肩こり」など症状や目的で選ぶ

いびきや肩こり、ストレートネックなど、睡眠やカラダにまつわる悩みをお持ちの場合は、そうした症状や目的にあった枕から選ぶとわかりやすいですし、快眠にも近づくと思います。

くわしくは、それぞれの目的別に以下の記事も参考にしてください。

お金をかけてもいいならオーダーメイド

お金をかけてもいいなら、オーダーメイドの枕を作ってもらうのも良いでしょう。

オーダーメイドの枕は、自分に合うところまで調整してもらえる点がメリットです。ただ、すこし高額になってしまうのがデメリットです。だいたい3万円が相場だと考えてください。

くわしくはこちらの記事で紹介しています:オーダーメイド枕って値段だけの価値ある?注意したい3つのデメリット

2、3年つかっていれば枕のかえどき

2、3年使って、寝心地が悪くなったなと感じたら、枕のかえどきです。どんなにピッタリな枕でも、使っているうちに中の素材がヘタってきます。すると、理想的な高さや柔らかさで眠れなくなってしまいます。

また、少しでも長く使うためには、日ごろのお手入れが欠かせません。素材の劣化を遅らせ、枕を長持ちさせます。週に1回はお手入れをしておくと良いでしょう。

素材
寿命お手入れ方法
低反発ウレタン
2~3年風通しの良い場所で陰干し
高反発ウレタン
2〜3年風通しの良い場所で陰干し
フェザー
2~3年陰干し
パイプ
4~5年洗濯できる。日干しも陰干しもOK
そばがら
1~2年こまめに陰干し

買いかえるべき悪い枕はこんな枕

そんなに長く使っていなくても、そもそも枕が合っていなかったということもあります。

特に、ムリな姿勢になって余計な力がかかっていると、うまく眠れなくなっている可能性があります。

次にあげることに心あたりはありませんか?合っていない悪い枕をつかっている証拠かもしれません。

  • 朝起きたときに枕がずれている
    →寝心地が悪く、夜中に動き回ったためです。
  • 朝起きたときに枕から頭が落ちている
    →高さが合っていないため、寝ている間に低いところを求めて動いたため。
  • 朝起きたときに枕の真ん中が大きくへこんでいる
    →頭の重さに対して、枕が柔らかすぎる証拠です。寝返りが打ちにくく、快眠から遠ざかっています。

こうした状態に心あたりがあれば、他の枕に買いかえてください。ずっと良く眠れるようになりますよ。

まとめ

ぴったりの枕は、毎日の睡眠を最高のものにしてくれます。枕は、1日に7時間や8時間も使う必需品だということを思い出してください。

合っていない枕が睡眠を台ナシにしてしまっていませんか?ぜひ、今回の選び方を参考に、あなたにピッタリな枕を見つけてください。

また、当サイトSweemieのオススメ枕は60種類を調査して分かった!タイプ別・最強おすすめ枕7選【理想の寝心地】にて紹介しています。もし迷ったら、こちらのオススメから買ってください。

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この記事を書いた人

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