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寝すぎは逆に不健康!?長時間睡眠でも寿命が縮んでしまう5つの理由
1日に9時間以上眠っていれば、長時間睡眠だと考えられます。毎日ではなくても、休日に10時間も眠ってしまうこともあるのではないでしょうか?
実は、このような長時間睡眠には大きなリスクがひそんでいます。寝不足が身体によくないのは何となくわかりますが、長く寝ることの何が悪いのか、気になりますよね。
今回は、長時間睡眠の知られざるリスクについてお伝えします。適切な睡眠時間を知って、毎日を快適に過ごす参考にしてください。
長時間睡眠って?
あなたは、毎日何時間眠っていますか?睡眠時間は、6~8時間が一般的です。日本人の6割がこの睡眠時間となります(1)。
しかしこれだけでは寝足りなくて、9時間以上眠っている人は、いわゆる「寝すぎ」の長時間睡眠だと考えられます。実は、この「寝すぎ」が健康に悪影響なのです。
長時間睡眠は不健康!?
9時間以上の「寝すぎ」は、けっして健康的な睡眠とは言えません。
アメリカでおこなわれた6年にわたる調査では、長時間睡眠になるほど、死亡率が高くなっているという結果が出ているのです(2)。
もっとも健康的な7時間睡眠に比べると、9時間睡眠では約25%も死亡率がアップしてしまいます。
最新の研究では、8時間以上の睡眠は心臓病のリスクを高めるとも言われています(3)。
睡眠は健康に欠かせません。かと言って、長く眠るほど健康かと言えば、そうではないのですね。
なぜ、長時間睡眠は健康に悪いのか
「寝すぎ」は様々な面で身体に影響しています。
長時間睡眠が寿命を縮めている原因としては、以下のようなことが考えられています(4)。
1.こまぎれの睡眠が活力の低下に
長いあいだベッドにいる人は、起きては眠るのを繰り返していることが多いと言われています。
こうしたこまぎれのダラダラとした睡眠は、健康的なエネルギーや活力を下げてしまうのです。
2.体内時計の乱れ
長時間睡眠は、暗い寝室で長いあいだ過ごしているということです。よって光にあたる時間が短くなり、動物として本来もっているはずの体内時計が乱れてしまいます。
体内時計の乱れが、健康を害し、生存率を下げているとも考えられているのです(5)。
3.「健康的なストレス」の不足
ベッドの中はストレスがなく、心地よいものです。
しかし布団の中に長く居すぎれば、外の空気に触れたり、暑かったり寒かったりといった身体的なストレスが不足してしまいます。
こうした「健康的なストレス」は長生きのために必要だとされています。布団の中でぬくぬくと過ごすだけでは、長生きはできないのですね。
4.社会的・経済的なステータスの影響
成功者には早起きで有名な方が多いように、長く眠りすぎていれば、それだけ活躍の場は減ることになります。
その結果、社会的・経済的な成功をおさめにくく、こころや身体の健康状態も悪くなってしまう可能性が高まります。
5.疲れやストレス
長く眠っている人は、それだけ疲れやストレスを感じていることの裏返しでもあります。
長く眠らないといけないほどのストレスや疲労感は、長い目で見れば健康にも悪影響です。
寝すぎかな…と思ったら心がけたい3つのこと
長時間睡眠は健康に悪影響です。もし、いつも長く眠りすぎてしまうなら、次の3つのことを心がけましょう。
少しずつでも睡眠が短くなれば、健康になるだけでなく新たな時間が生まれ、生活が豊かになることでしょう。
1.自分にとって最適な睡眠時間を知る
まずは自分が本来ぴったりな睡眠時間を知りましょう。年齢や生活習慣、季節によってもピッタリな睡眠時間は変わります。
一般的な目安としては6~8時間です。少しずつ削ってみて、日中に眠気を感じない程度であれば寝不足にはなりません。自分の中での目安を作っておけば、長時間睡眠にはなりにくくなりますよ。
2.質の良い睡眠をとるようにする
長時間睡眠になる原因として、睡眠の質が悪いことが考えられます。これではいくら寝ても寝足りないわけです。
質の良い睡眠をとれば、それほど長く寝なくても大丈夫だということがわかります。また、疲れを次の日に持ちこすこともなくなるため、休日の寝すぎも防ぎます。
具体的には、まず以下のことをとりいれてみましょう。
3.少しずつ早起きにしてみる
早起きをして、毎日メリハリのある生活をとれば、より健康的な生活になります。その結果、睡眠時間は短くても済むようになるかもしれません。
30分ずつ早起きにしてみましょう。できた朝の時間で栄養満点の朝ごはんを作ったり、ウォーキングなど運動の習慣をとりいれれば、より効果的です。
さらにくわしい早起きガイドはこちら:全ての早起きしたい人に捧ぐ!スッキリ朝型に変わる7つのコツ・方法【保存版】
まとめ
寝るのは良いことばかりではありません。長時間睡眠には思わぬリスクが隠れている上に、生活からメリハリを奪ってしまう原因です。
睡眠もほどほどが一番です。自分にピッタリな睡眠時間で眠るのが、より質の高い生活につながりますよ。