睡眠について

レム睡眠とノンレム睡眠の違いとは!?特徴・役割からわかる最適な睡眠法

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睡眠は、その状態によってレム睡眠とノンレム睡眠の2つに分けられます。名前はよく聞くこの2つの睡眠は、実際のところ、どのように違うのでしょうか?

今回は、レム睡眠とノンレム睡眠それぞれの特徴と役割について、わかりやすい図表も用いてお伝えしていきます。性質の違いが分かれば、それに合わせた最適な睡眠法も実践できますよ。

レム睡眠とノンレム睡眠の違い

レム睡眠とノンレム睡眠の違い

レム睡眠とノンレム睡眠の主な違いはまとめると表のようになります。それぞれの特徴と役割を、以下に詳しくみていきましょう

レム睡眠とは

レム睡眠

特徴:「オフライン」で脳が働いている状態

レム睡眠は眠っている時間の4分の1に相当すると言われており、その状態はノンレム睡眠に比べると特殊な睡眠です。

実は、レム睡眠の間の脳は起きているときよりも活発に働いているのです。レム睡眠の間に見るはっきりとした夢はその活動の現れです。

しかし脳に伝わる感覚が断たれており、外からの刺激をほとんど受けていません。このため、レム睡眠は、脳をパソコンに例えると電波を受信しない「オフライン」の状態であるとも言われます。

レム睡眠には以下のような特徴があります。

  • 目が急速に動いている(Rapid Eye Movementの頭文字をとってREM睡眠と呼ばれている)
  • 身体の筋肉はゆるんでおり、動くことはほとんどない
  • 交感神経と副交感神経が同時に活動しているため、心拍数や呼吸数が増え男性では陰茎の勃起も見られる
  • 夢を見ていることが多く、はっきりした内容のものが多い

役割:身体を休めること

レム睡眠のもっとも大きな役割は、身体を休めることにあります。レム睡眠の間、全身の筋肉の緊張はゆるみ、非常にリラックスした状態になっているのです。

また、「いつどこで何をしたか」というエピソード記憶もレム睡眠中に定着するとされています。

ノンレム睡眠とは

ノンレム睡眠

特徴:脳は「スリープモード」になっている

眠りについてからまず最初に現れる状態がノンレム睡眠です。ノンレム睡眠の間は脳の活動量が1日の中でも最低になり、揺すっても起きないというようなことがたびたび起こります。

睡眠の約4分の3を占めているノンレム睡眠には、浅いものから深いものまであり、特に深い状態のノンレム睡眠では以下にあげるような特徴が顕著です。

  • 副交換神経が優位にはたらいているため、心拍数や呼吸数は低く安定する
  • 寝汗が持続的に発生し、体温を下げている
  • 脳から身体への信号は断たれていないため、寝返りをうつこともある
  • 瞳孔が開いているため、無理に起こされると眩しくて目を明けられないほどになる

役割:脳が休まり、リセットされる

ノンレム睡眠の間、脳は一時的に機能を落とし、休むことによって次の日にむけてリセットされています。

ストレスの原因となるイヤな記憶やムダな記憶を消去するほか、楽器の演奏やスポーツ技能など、身体で覚える記憶もノンレム睡眠の間に定着するとされています。

また、成長ホルモンの分泌も最初の深いノンレム睡眠において最大になり、身体の新陳代謝もうながします。睡眠不足がお肌に悪いとされているのはこのためです。

レム睡眠とノンレム睡眠の周期

レム睡眠とノンレム睡眠の睡眠サイクル

一晩の間に、レム睡眠とノンレム睡眠は4~5回ほどのサイクルで図のように繰り返されています。

90分だけじゃない睡眠サイクル

一般的には90分周期だと言われる睡眠サイクルですが、必ずしも一定ではなく、人によって差があります。

私たちは寝床に着くと、約10分足らずで睡眠に入ります。

最初にノンレム睡眠の状態が深くなっていき、60~90分ほどでレム睡眠に移ります。5~40分ほど続くレム睡眠は、ノンレム睡眠と交代しながら90~120分の周期で再び現れることを繰り返し、朝になると目覚めるのです。

健康な人の場合、朝起きる時間になるにつれてレム睡眠の時間は長くなります。「オフライン」の状態で脳を働かせることによって、ノンレム睡眠でリセットされた脳のウォーミングアップをしているのです。

レム睡眠とノンレム睡眠を使いこなす睡眠法

レム睡眠とノンレム睡眠についてわかったところで、これらの性質を最大限に活かした睡眠法も紹介しておきます。ぜひ役立ててみてください。

レム睡眠のタイミングで朝起きるための「二重アラーム」

朝すっきりと目覚めるためには、レム睡眠の状態で起きることが効果的です。そのために、アラームを二重にセットしてみてください。

一回目は聴こえるか聴こえないかという音量で起きる時間の20分前にセットしておきます。二回目のアラームはいつもの起きる時間で、大きな音量でセットしておきましょう。

20分間の調整時間を設けることによって、比較的目覚めやすいレム睡眠で目がさめるようになるのです。この場合の目覚めはノンレム睡眠よりも快適ですよ。

深いノンレム睡眠を確保するために

ノンレム睡眠の役割は、最初の1番深い眠りの段階で最高に発揮されます。この状態を確保するためには、寝付きをよくすることが必要です。

睡眠サイクルを乱すアルコールの摂取を控えめにしたり、寝る前はリラックスをするなど、夜に出来る対策をしておけば、ぐっすりと深いノンレム睡眠が手に入りますよ。

まとめ

レム睡眠とノンレム睡眠の特徴と役割をおさらいしておくと、以下の表のようになります。

レム睡眠とノンレム睡眠の違い

また、それぞれの性質を知った上で、睡眠の質を高める方法をとればより効果的です。適切なレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルで、ぐっすりと良いリズムで眠ってくださいね。

 

 

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Sweemie編集部

Sweemie編集部

最高の眠りをつくるための「正しい知識」「効果的な方法」「本当に良い寝具」などの情報を発信しています(日本睡眠教育機構が認定する上級睡眠健康指導士が執筆・監修)。

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