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マットレスの処分方法8選!手間をかけない方法や無料の捨て方などを解説
「マットレスを捨てたい!」
と思っても捨て方がわからなくて腰が重いですよね。
マットレスは数年に一度しか交換しないので、処分の方法を覚えるのも難しいです。
そこで当記事ではマットレスの処分方法を8つ紹介し、その際に注意すべき点もまとめています。
読めば自分に一番最適なマットレスの処分方法がわかりますので、マットレスの処分に悩んでいる方はぜひ当記事を参考にしてみてください。
マットレスの種類によって寿命と処分方法は変わるの?
結論から言えば「マットレスの寿命」と「マットレスの処分方法」は種類によって変わります。
ここからはそれぞれに分けて解説します。
マットレスの寿命目安について
マットレスの種類 | 寿命目安 |
---|---|
ポケットコイルマットレス | 8~10年 |
ボンネルコイルマットレス | 10~12年 |
低反発マットレス | 3~5年 |
高反発マットレス | 6~8年 |
ラテックスマットレス | 6~8年 |
ファイバーマットレス | 6~8年 |
コイルがマットレス内部に入っている「ポケットコイルマットレス」と「ボンネルコイルマットレス」は、比較的寿命が長い傾向にあります。鉄製のため耐久性に優れているのです。
一方「ノンコイルマットレス」は大半が6~8年ほどの寿命目安です。ただし低反発マットレスは耐久性が低いため、他のマットレスに比べて2~3年は寿命が短くなってしまいます。
ここで一つ注意してもらいたいのですが、この表はあくまで目安です。
マットレスの厚さや使用環境、手入れの頻度によっても大きく異なります。例えば安価でマットレス自体の質が低ければ、ヘタるのがもっと早い場合もあるでしょう。
また,
干したりもせず敷きっぱなしにしていればマットレス内に湿気がこもり、劣化のスピードは早まります。
マットレスの処分方法について
マットレスの処分方法はタイプによって異なります。
そのためお持ちのマットレスがどのような種類かを把握しておくと処分するまでの流れがスムーズです。
具体的な処分方法は後述しますので、ここからは捨てる前に確認しておくべきことを紹介していきます。
マットレスの種類
マットレスの種類には大きく分けて二種類があります。
- ノンコイルマットレス
- コイルマットレス
ノンコイルマットレスとは名前の通りコイル不使用のマットレスです。
例えば「ウレタン」「ファイバー」「ラテックス」が中材として使用されています。
一方のコイルマットレスは「ポケットコイル」「ボンネルコイル」などのスプリングが入っているマットレスです。
マットレスのサイズ
サイズ | 規格(幅×長さ) |
---|---|
セミシングルサイズ | 幅80~90cm × 長さ195cm |
シングルサイズ | 幅97cm × 長さ195cm |
セミダブルサイズ | 幅120cm × 長さ195cm |
ダブルサイズ | 幅140cm × 長さ195cm |
ワイドダブルサイズ | 幅150cm × 長さ195cm |
クイーンサイズ | 幅160~170cm × 長さ195cm |
キングサイズ | 幅180cm × 長さ195cm |
自治体や回収業者によっては、マットレスのサイズで処分の費用が変わることがあります。厚さでも費用が変わる場合があるので、事前に調べておくと便利です。
また自治体によっては大きいサイズの受け取りをしていない場合もあるので注意してください。
マットレスの処分方法8選とかかる費用
ここからは具体的なマットレスの処分方法を8つ紹介します。
1.粗大ゴミとして回収してもらう
マットレスはお住いの地域の自治体に連絡すれば粗大ゴミとして有料で回収してもらえます。
捨てる際には自宅まで取りに来てくれる場合もあれば、指定された場所に運んでおく場合があります。費用は地域によって異なりますが1000~3000円くらいで処分してくれるところが多いです。
住んでいる地域や捨てたいマットレスの種類にもよりますが、自治体を利用するのが一番安く処分できる方法かもしれません。
ただし二つ注意があります。
一つは自治体によってスプリングマットレスやサイズの大きいマットレスを回収していないところがあります。それはネットで調べたり、市町村に電話したりすればわかりますので、気になる方は確認してみてください。
もう一つは捨てるまで1~2週間かかる場合があります。収集日が決まっていたり予約制だったりするので、すぐに捨てたくてもマットレスを保管しておかなければなりません。
その点はデメリットにもなるので注意してくださいね。
メリット | ・処分にかかる費用が安い ・取りに来てもらえて便利 |
デメリット | ・受け付け不可のマットレスがある ・捨てるまでに時間がかかる |
費用の目安 | 約1000~3000円 |
2.地域のゴミ処理場に持ち込む
市町村のサービスを利用する場合、地域のゴミ処理場や指定の粗大ゴミ受入施設に自分で持ち込む方法もあります。
捨てるための費用は粗大ゴミとして回収してもらうのと変わりません。予約なしで捨てられるところもあるので便利です。
しかし大きいマットレスだと小さい車に載せられませんし、マットレスを持ち運ぶのは重労働なので一人だと大変です。
そのため人を選ぶ方法ではありますが、自家用車を持っていて捨てるのがシングル用マットレスなら問題は少ないので、条件が合う人は検討してみてください。
メリット | ・処分にかかる費用が安い ・捨てたいときに捨てられる |
デメリット | ・マットレスを運ぶのが重労働 ・車が必要 |
費用の目安 | 約1000~3000円 |
3.リサイクルショップに買い取ってもらう
もし可能ならリサイクルショップに買い取ってもらいましょう。当然ですが、お金をかけて捨てるより、売ってお金を貰える方が断然いいですよね。
それに訪問買取のサービスをしている業者もあるため、マットレスを運ぶ手間が省けるのも嬉しいポイントです。
メリット面の魅力は処分方法の中でもピカイチですが、一つ大きな問題もあります。
それは中古マットレスを買い取ってもらうのが、他の家具などに比べてハードルが高いことです。数年使っているマットレスは劣化が進んでいるため、使用感が表れやすく、買い取ってもらえない場合が多いです。
買い取ってもらえるとしたら「新品に近いマットレス」や「高級メーカーのマットレス」「電動マットレス」などに限られてしまいます。
もちろんお店によって査定基準は異なるため、実際のところは相談してみなければわかりません。傾向として難しいだけなので、気になる方はいくつかのリサイクルショップに連絡してみてください。
メリット | ・お金がもらえる ・業者によっては家まで取りに来てもらえる |
デメリット | ・買取の基準が厳しい |
費用の目安 | 無料 |
4.オークションやフリマアプリを利用する
オークションサイトやフリマアプリを利用して、自分で売ってしまうのもアリです。
価格は言い値なので、リサイクルショップなどを利用するよりも希望額に近い金額で売れます。
しかし手間がかかって大変という側面もあります。
まず「出品」「梱包」「配送」などの業務は全部自分でしなければなりません。もし普段からフリマアプリなどを利用して慣れているなら、多少は勝手がわかっているかもしれませんが、それでも配送の準備などは重労働です。
また先述した通り、マットレスは使用感が表れやすく、中古だと買い手が見つかりにくいという問題もあります。そのため手放すのに時間がかかってしまいます。
得た利益と売るまでの労力を考えれば、割に合わないことも多いかもしれません。
メリット | ・言い値で売れる |
デメリット | ・手間がかかる ・買い手が見つからりにくい |
費用の目安 | 無料 |
5.新品購入時の引き取りサービスを利用する
マットレスを買い替える際、お店側で古いマットレスを引き取ってもらえることがあります。
料金はお店によって異なり、無料な場合もあれば数千円かかる場合もあります。
お店によっては自治体を利用するよりも費用がかさんでしまうことがありますが「新しいマットレスの搬入」と「古いマットレスの引き取り」を同時に行ってもらえるので、手間は少なくてラクです。
サービス内容の詳細はお店によって変わるので、購入の際はぜひ聞いてみてください。
メリット | ・手間が少ない ・無料の場合もある |
デメリット | ・自治体を利用するより割高な場合がある |
費用の目安 | 無料~ |
6.不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、古いマットレスを簡単に処分できます。手間といえば、電話をかけて回収の日にちを決めるくらいです。
運び出しも業者の方で行ってくれるため、重いマットレスを運ぶ必要もありません。
ただし処分にかかる費用は他の方法に比べて高くなります。
捨てたいマットレスのサイズや種類、業者によっても異なりますが、だいたい1万円前後が目安です。
お金はかかりますが「時間がない人」や「手早く処分したい人」には一番向いている方法になります。
メリット | ・ほとんど手間がかからない |
デメリット | ・料金が高い |
費用の目安 | 1万円前後 |
7.自力で解体する
マットレスは自力で解体して捨てることもできます。工具さえ揃っていれば費用はかからないので金銭的にはお得です。
しかし肉体的に一番大変な方法になります。
解体方法はマットレスの種類によって異なりますが、「スプリングマットレス」でも「ノンコイルマットレス」でも基本的には捨てられるサイズになるまでパーツを小さくする必要があります。
ウレタンフォームなら比較的バラしやすいですが、スプリングマットレスの方はコイルを細かく切る必要があるので、慣れていない人にとってはかなりの重労働です。
場合によってはマットレスの内部にカビが生えていることもあるので、屋外の作業スペースを確保しなければなりません。
いずれにせよ素人にはかなりハードルが高いです。
それでも自力で解体することは一応可能なので、お住いの地域で決められたゴミの出し方を守って、安全には十分に配慮して行うようにしてください。
メリット | ・基本的には費用がかからない ・全て一人で完結する |
デメリット | ・かなりの重労働 ・ゴミの分別が面倒くさい |
費用の目安 | 無料~ |
知人や友人に譲る
周囲の知人や友人にマットレスが欲しいという人がいれば、譲ってあげるのもいいかもしれません。
相手は無料でマットレスが手に入りますし、自分も処分にかかる費用が抑えられます。
また地域の掲示板サイトで譲り先を募集するのも一つの手です。
マットレスを渡す際はキレイに清掃したり、除菌をしたりすれば相手も喜びますので、気遣いも大切にしてくださいね。
マットレスの寿命と処分すべきタイミング
マットレスの寿命が来れば睡眠の質が悪くなったり、腰痛を引き起こしたりします。
その兆候にはいくつか特徴があるので、紹介していきます。
腰回りがへこんでいる
マットレスが劣化してへこんでしまうのは、低反発マットレスによくみられる交換のサインです。
特に腰回りの部分は荷重がかかりやすいため、この兆候が表れやすいです。
そしてもしへこんだまま使用し続ければ、腰痛の原因にもなるので、すぐの交換がおすすめです。
反発力が弱まる
高反発ウレタンマットレスやコイルマットレスは劣化するにつれて反発力が弱まります。
もし身体が沈み込み過ぎたり、寝返りがうちにくいと感じたりするのなら、そのマットレス本来の反発力が弱まっているサインです。
もしそのまま使い続ければ、腰痛の原因や睡眠の質の悪化に繋がってしまいます。
購入した当初のふんわり感や身体を支えられている感覚がないと思ったら買い替えの検討が必要です。
スプリングの軋む音がうるさい
中身を見ることはほとんどないので気づきにくいですが、スプリングマットレスの内部のコイルは気づかぬ内に劣化しています。
その兆候は寝心地が悪くなるだけでなく、軋む音が目立つという特徴もあります。
音が気になって眠れなかったり、寝返りの音で目を覚ましたりすると、当然快眠とはいきません。
他にもコイルが背中に当たっている感覚があるのも劣化の兆候になりますので、少しでも寝にくさを感じたら交換を考えるのがおすすめです。
カビの発生
マットレスは陰干しするなどの手入れをしておかなければ、カビが生えてしまう場合があります。
寝心地の悪さは感じないとしても、カビはアレルギーの原因になったりもするので健康にはよくありません。
年中マットレスを敷きっぱなしにしている人は、一度マットレスを点検してみてください。
それでカビが見つかれば、即急に買い替えることをおすすめします。
寝起きに身体が痛くなる
「朝起きると身体が痛い」という人は、身体とマットレスが合っていない可能性があります。
その原因としてはマットレスの劣化や体型の変化などが考えられます。
もしかしたらマットレスに買い替えたばかりで慣れていないという場合もありますが、一ヶ月間使用してなじまなければ、そもそも身体に合っていないのかもしれません。
合わないマットレスを使っていると睡眠の質は悪くなり、生活にも悪影響を及ぼすので、マットレスに不具合がないとしても買い替えの検討が必要です。
マットレスを処分する前に知っておくべき注意点
マットレスを処分する際に注意しておくべきことをまとめておきます。
回収業者に依頼する場合、料金確認は念入りに
回収業者に依頼する場合は、料金確認を念入りにしておくことがおすすめです。
というのも、中には不当な請求をしてくる悪質な業者がいるからです。
例えばwebで掲載している金額と実際の金額が全然違う場合があったり、事前の告知なしで追加料金の請求をしてくるところがあったりします。
そうなれば最悪の場合、トラブルになる恐れもあります。
それを避けるためにも事前にサービス内容と料金を確認しておいてくださいね。
マットレスの大きさを確認しておく
事前にマットレスの大きさを確認しておくと便利です。
大きさによって処分にかかる費用は変わるため、業者などに伝える必要があります。
もし回収業者を利用する場合、間違えたサイズを伝えれば車の荷台に載らないということもあるかもしれません。
サイズの確認を怠ると余計な手間がかかってしまうことがあるので、あらかじめチェックしておいてくださいね。
すぐに処分するのは難しい
マットレスを処分するのには想定しているよりも時間がかかるものです。
例えば粗大ゴミとして回収してもらうためには、回収日を予約する必要があります。
そのため自分が引っ越しをする予定ですぐに処分したいと思っても、混雑していれば2週間以上かかってしまうこともあるかもしれません。
もちろん回収業者も同じ理由で、待たされる可能性が高くなります。
処分する場合は、日程にある程度の余裕を持って行動することが大切です。
マットレスの処分方法まとめ
当記事で紹介したマットレスの処分方法は次の通りです。
- 粗大ゴミとして回収してもらう
- 地域のゴミ処理場に持ち込む
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- オークションやフリマアプリを利用する
- 新品購入時の引き取りサービスを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
- 自力で解体する
処分方法の選択は「お金」や「時間」「手間」のどれを優先するかによって変わってきますので、ご自身に合った最適な方法を選んでくださいね。