※本サイトはプロモーションが含まれています
マットレスのお手入れ方法を頻度別・問題別に解説!簡単にするコツやおすすめ商品も
「マットレスを新調したから、ちゃんと手入れしたい!どんなやり方があるの?」
「せっかく買ったマットレスを長持ちさせたい。何かコツや便利アイテムはないかな」
悩みに悩んで選んで買ったマットレス。寝心地もいいし、ぐっすり眠れて快適!なるべく長く使いたいから、手入れはしようと思うものの、どれくらいの頻度でどんなお手入れをしたらいいか、悩みますよね。
きれいに使いたいと思っても、うっかり汚してしまったり、予期せぬトラブルが起きることも。
この記事では、マットレスのお手入れ方法を頻度別、問題別に解説します。お手入れの際に使うと便利なグッズもお知らせしますので、ぜひ参考にしてください。
マットレスのお手入れで対処したい3つの問題
マットレスの手入れをする際、どのようなことをポイントにするといいのでしょうか?
とくに大事なポイントをピックアップし、3つ紹介していきます。
- 湿気対策
- 汚れ対策
- へたり防止
湿気対策:湿気はマットレスの大敵
マットレスは湿気が苦手。その理由は、詰め物で使用されているウレタンなどの素材が、湿気に弱いためです。湿度が常に高い状態だと、マットレス内に熱がこもりやすくなり、ダニ・カビが発生しやすくなるなど、ハウスダストの発生の原因やマットレスの劣化につながります。
そのため、湿気をこもらせないことが重要です。梅雨時期や夏場は特に意識をして湿気対策をおこないましょう。
換気をしたり、布団乾燥機や除湿シートなどを使う、底面を壁に立てかけて風を通すなどの方法がおすすめです。
汚れ対策:ベッド周りは清潔に
毎日長時間使うマットレスには、ほこりや汚れが付着します。目には見えないほこりや皮脂で、日々汚れが蓄積している状態です。
ほこりや皮脂はダニの温床になりやすく、ハウスダストの原因になります。定期的にシーツや枕カバーを洗う、布団や枕を天日に干す、など基本的なベッド周りの掃除が重要です。
ベッドの上で飲食をしない、ペットと一緒に眠る場合は毎日布団に掃除機をかけるなど、できる限り汚れの原因を取り除くようにしましょう。
へたり防止:長く使いたいならローテーションで対策を
マットレスは同じ場所に毎日同じ負荷がかかると、特に腰があたる中央部分がへこむようになります。マットレスのへこみを感じるようになると、寝る際に不具合を感じて寝心地が悪くなります。
寝心地が悪くなると入眠もスムーズにならず、途中で目が覚めたり、寝姿勢が崩れたりと眠りが浅くなる原因に。
へたりが出てくることはマットレスの寿命にもつながってくるので、快適な睡眠のためにも、マットレスのローテーションで予防しましょう。
ローテーションとは、マットレスの上下裏表を入れ替えることです。ローテーションをすることにより、負荷がかかる場所を分散できるため、へたりを抑えられます。
【頻度別】マットレスのお手入れ方法
マットレスのお手入れは、何をどれくらいすればいいかわかると、定期的にお手入れに取り組みやすくなりますよね。
頻度別にお手入れ方法を解説するので、できる時にやってみましょう。
毎日:掛布団をめくって湿気を発散
起きたらまず、掛布団を半分にめくっておきましょう。寝ている間にかいた汗の水分を発散できます。
掛布団をマットレスにかぶせたままの状態にしておくと湿気がこもり、カビやダニの発生原因になります。掛布団をめくるだけでも、こもった熱や水分を逃がすことができますよ。
晴れた日は窓を開けて換気をし、めくった布団やマットレスを空気にあてると除湿効果が更に高まります。
1週間に1~2回:シーツなどを洗濯
週に1~2回、肌に触れるシーツや敷きパッドを洗濯して、しっかり乾燥させましょう。汚れや寝汗を洗濯でリセットできます。
目に見える汚れはあまりないかもしれませんが、シーツや敷きパッドは毎日の寝汗を吸収しているうえに、小さなほこりが付着しています。清潔な環境で快適に眠れるよう、定期的に洗濯をしましょう。
寝汗の量が多くなる春や夏は、洗濯の頻度を増やすことをおすすめします。
2~3週間に1回:マットレスの底面に風を通す
2~3週間に1回、マットレスを壁などに立てかけて、マットレスの底に風が通るようにしましょう。風通しの良い部屋でするとベストですが、マットレスを別室に移動できないなどの場合は扇風機の風を底面にあてるといいですよ。
マットレスに湿気は大敵です。特にウレタン素材のマットレスを使用している場合は、敷きっぱなしは避け定期的に底面に空気が触れるようにします。
マットレスによっては一人では動かせないものがあるでしょう。無理をせず2人以上でマットレスを動かすと安全です。
しかし、一人暮らしなどで人手がない時は、マットレスの片側にマットレスとベッドフレームの間に辞書などの厚さがあるものを置きましょう。片側を浮かせ扇風機などで風を通すと、底面の換気になります。
また、除湿シートを使用している場合は、天気の良い日に天日干しをしましょう。敷きっぱなしにしていると除湿効果がなくなるので、天日干しをして湿気をなくします。
1ヶ月に1回:掃除機で汚れを吸い取る
月に1回、マットレスを覆っているシーツを取り外して、掃除機でほこりやダニの死骸などをしっかり吸い取りましょう。
マットレスの表面にはほこりやフケ、ダニの死骸など、目に見えない汚れがたまっています。特に頭周辺や、キルティングの縫い目部分は汚れがたまりやすいです。ゆっくりと縦方向、横方向にそれぞれ掃除機を動かし、念入りに吸い取ります。
掃除機をかける際は、必ず窓を開けて換気をしましょう。
また、ペットと一緒に寝ている方は頻度を上げて掃除をすると良いですね。ペットの毛が気になる場合は、毎日の掃除機がけが理想です。毎日掃除機をかけることが難しい場合は、コロコロでペットの毛を取るだけでも効果はあります。
2~3ヶ月に1回:マットレスのローテーションをする
2~3ヶ月に1回、マットレスのローテーションをおこないましょう。マットレスのローテーションとは、マットレスの上下裏表を入れ替えて、マットレスの向きを変えることをいいます。
マットレスの中央部分は特に負荷がかかりやすく、同じ面ばかり使っているとへたりの原因になります。マットレスを使用する面を定期的に変えていると、へたりを抑えられるので手間はかかりますが、重要なお手入れです。
また、マットレスとシーツの間にベッドパッドを使用している場合は、2~3ヶ月に1回洗濯、乾燥をし清潔に使えるようにしましょう。
【問題別】マットレスのお手入れ方法
気をつけて使っていても「マットレスを汚してしまった」「ダニが気になる」など、トラブルが起きる場合があります。
問題点の対処法やお手入れ方法をまとめたので、参考にしてくださいね。
ダニ:布団乾燥機と掃除機で対処を
ダニ対策には布団乾燥機と掃除機の併用で駆除することができます。しかし、駆除だけではダニ対策の効果は半減します。
「駆除」→「除去」→「予防」の3つのプロセスが重要です。
ステップ1.駆除
まずは「駆除」です。部屋を1時間ほど暗くして、マットレスの中にいるダニを表面までおびき寄せます。
ダニは暗い場所を好むので、暗くすることで活動を促し駆除がしやすいように、表面まででてくるのを待ち、それから布団乾燥機で熱を与えます。
ステップ2.除去
熱を与えることでダニが駆除できたら次は「除去」です。ダニの死骸や糞はダニアレルギーの原因になるので、駆除した後は必ずダニの死骸などの原因物質を掃除機で除去します。
マットレスの表面、マットレスとベッドの隙間、キルティングの縫い目部分は特に念入りに掃除機をかけましょう。掃除機でゆっくり吸い取るイメージで、時間をかけて吸い取ると効果的です。
ステップ3.予防
ダニの死骸などを除去できたら最後に「予防」です。気をつけていても、日本は高温多湿の気候なのでダニが発生しやすく、予防は必須。薬剤を使用していない防ダニシーツや、ダニが好む湿気を防ぐ除湿シートの使用も効果的です。
また、頻度別のお手入れ方法で紹介したやり方を定期的におこなうと、ダニ予防になります。
カビ:消毒用エタノールで拭き取りを
マットレスの一面にカビが生えて黒ずんでいる場合は、一般家庭でできるケアは困難です。その場合はプロのクリーニング業者に相談しましょう。
マットレスの狭い範囲にポツポツと黒い点があるくらいの程度であれば、消毒用エタノールで対処可能です。
- まずはカビが発生している部分にエタノールをスプレーします。
- 浸透するまで1時間ほど時間を置きます。
- その後、固く絞ったタオルなどでカビをトントンと叩きながら拭き取ります。
- ゴシゴシとこするとカビが広がるので注意が必要です。
- カビがきれいに取れるまで、この工程を繰り返します。
- カビが取れたら、ドライヤーや扇風機または布団乾燥機を使ってしっかり乾燥させます。
塩素系漂白剤や酸素系漂白剤は、マットレスの素材を痛める可能性があり劣化の原因にもなるほか、漂白剤を落としきれないと健康を害する場合もあるので、使用は避けましょう。
シミ:薄めた中性洗剤で対処を
コーヒーやジュースなどをこぼしてシミができてしまった場合は、早めに水で薄めた中性洗剤で拭き取りましょう。
以下の手順を参考に進めてくださいね。
- 固く絞ったタオルでシミの部分をトントンと叩いて、汚れを薄めます。
- ゴシゴシとこすり取ろうとすると汚れが更に広がるので気をつけてください。
- 汚れがある程度取れたら、水で薄めた中性洗剤を含ませたタオルでトントンと叩きます。
- 次に、水に浸して固く絞ったきれいなタオルで、残った洗剤を拭き取りをしましょう。
- 汚れや臭いがなくなったら、ドライヤーや扇風機または布団乾燥機を使ってしっかり乾燥させます。
寝汗:重曹水で対処を
寝汗による薄い黄色のシミは、重曹水で対処できます。
- スプレー容器に水100mlを入れ、重曹小さじ1杯を加えて重曹水を作りましょう。
- シミ部分に重曹水をスプレーして、5分間置きます。
- その後、乾いたタオルで水分を拭き取り、シミが落ちるまでスプレーと拭き取りを繰り返します。
- シミや臭いなどが気にならなくなったら、ドライヤーや扇風機または布団乾燥機を使ってしっかり乾燥させましょう。
おねしょ:クエン酸水で対処を
おねしょにはクエン酸水を使って対処しましょう。尿に含まれるアンモニア臭には、酸性のクエン酸が効果的です。
クエン酸が手元にない時は、レモン汁でも代用できます。
- スプレー容器に水200mlを入れ、クエン酸(もしくはレモン汁)小さじ1杯を加えてクエン酸水を作りましょう。
- おねしょ部分に新品のおむつや、使い捨ての吸収シート、もしくはタオルなどをあてて尿の水分を取ります。
- クエン酸水をスプレーして5分置きます。
- スプレーした部分をタオルで拭き取り、臭いがなくなるまでスプレーと拭き取りを繰り返します。
- 臭いが気にならなくなったら、ドライヤーや扇風機または布団乾燥機を使ってしっかり乾燥させましょう。
マットレスのお手入れを簡単にする3つのコツ
手入れをすると長く使えるマットレスですが、忙しいとなかなか手が回らない時もありますよね。
マットレスのお手入れを簡単にするコツを3つご紹介します。
【10㎏~20㎏が理想】軽くて移動しやすいマットレスを選ぼう
マットレスの手入れにはローテンションが欠かせません。他にも底面の風通しをよくする手入れも必要ですよね。
そのためには、マットレスを移動させたり持ち上げたりする必要があります。しかし、重いと億劫になるので手入れをする気が起きにくい時もあるでしょう。
手入れを長続きさせるには、マットレスの重さと取り扱いやすさが重要です。
20㎏までであれば、女性一人でもどうにか移動させることは可能でしょう。力には個人差がありますが、10㎏~20㎏であれば一人での移動はある程度できます。力に自信がない方は10㎏前後を目安にしてみましょう。
マットレスによってはローテンションなどがしやすいように、マットレスの側面に持ち手がついているものもあります。持ち手があると、多少重くても持ち運びはしやすくなるので、持ち手が側目にあるかチェックしてみましょう。
どうしても力に自信がない場合は、三つ折りタイプのマットレスもおすすめです。比較的軽いものが多く、交互に折ってベッドに置くだけで底面の換気になります。
マットレスプロテクターを活用しよう
マットレスプロテクターは、マットレスを包み込むカバーで見た目はボックスシーツに似ています。ボックスシーツはマットレスの寝心地を良くすることを目的としたものですが、防水機能などには特化していません。
一方マットレスプロテクターは、マットレスの保護を目的としているため防水、防ダニ、防カビなどの機能があります。マットレスプロテクターとボックスシーツなどを合わせて使うと、マットレスの傷みを防ぐため長く使えますよ。
すのこベッドやすのこマットを活用しよう
ベッドフレームの床板がすのこ状のベッドにすると、マットレス底面の通気性が上がります。ひのきなど天然素材を使用しているものであれば除湿効果も期待できますよ。
ベッドフレームの買い替えを検討している場合は、すのこベッドを候補に入れるのもおすすめです。買い替える予定がない場合は、すのこマットをベッドフレームとマットレスの間に敷くのも効果があります。
マットレスのお手入れをする時の2つの注意点
マットレスの普段のお手入れの際に、注意しておくべき点が2つあります。
注意事項を守らないまま間違った手入れをすると、マットレスの寿命を縮めることになるのでお気をつけください。
濡れタオルはNG:マットレスに湿気や水分は大敵
おねしょやシミなどの汚れ対策以外で、普段のお手入れの際に濡れタオルを使用することは避けましょう。とくにウレタン素材でできているマットレスは水分が苦手です。
水分をうまく放出できず湿気となってマットレス内にたまり、カビの原因やウレタン劣化につながります。
マットレスを汚してしまい、どうしても濡れタオルを使用しなければならない時は、汚れを取った後しっかりドライヤーや扇風機などで乾かしましょう。
天日干しはNG:直射日光は劣化の原因に
マットレスには、クッション材としてウレタンを使用されているものが多いです。ウレタンが直射日光に弱く、紫外線で硬化するなど劣化していまいます。
劣化するとマットレス自体の耐久性が落ちてしまうので、天日干しは避けましょう。
マットレスを乾燥させたい場合は、風通しの良い部屋で陰干しをしたり、扇風機などで風をあてるお手入れで十分です。
布団乾燥機も有効ですが、マットレスによっては布団乾燥機の使用不可のものもあります。購入前に布団乾燥機が使用できるかどうか確認しておくと良いですね。
マットレスのお手入れを楽にするおすすめアイテム:5選
お手入れの際にあると便利なアイテムを5つご紹介します。
マットレスの手入れを少しでも楽にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
布団乾燥機:布団乾燥もダニ駆除も可能
布団が干せない冬や、マットレスの手入れをなるべくまめにしておきたい梅雨時期に、特に重宝する布団乾燥機。ダニ対策コースや、靴、衣類の乾燥もできる製品も増えてきました。
ノズルがついたタイプや、ノズルなしなどタイプも様々。ご自身が使いやすいタイプのものを探してみましょう。
象印「スマートドライ」はノズルがなく、面倒なマットやホースのセットの必要がありません。本体から直接送風するタイプの乾燥機で、ファンから布団までの風が直線的に流れます。
シングルサイズで35分で乾燥が可能です。
コンパクトに片付けられ、収納の場所にも困らずおすすめです。
布団掃除機:ハウスダストを除去
死滅させたダニやほこりを吸い取るマストアイテム。使用している掃除機に、布団用のアタッチメントがあれば布団掃除機として使用できます。
布団専用の掃除機の購入を検討している場合は、レイコップの「New Style RAYCOP」がおすすめです。1.42㎏と軽量でコードレスなので使いやすく、標準モードで28分連続で使用できます。高い吸引力で、マットレスの溝などにたまったゴミもしっかり吸い取ります。
ダニ取りシート:ダニ対策を手軽に
ダニは気になるけれど、忙しくてダニ退治の時間がない、という方にはダニ取りシートも有効です。
日革研究所の「ダニ取りロボ」は、ダニが好きな天然成分を配合しダニをマットの中に誘いだします。マットの中に入ると吸湿性のセラミックがダニの体に付着。ダニの体内の水分を吸い取り、乾燥させて駆除します。
シートの中に入ったダニの死骸が飛び散らないようにしており、そのままゴミ箱に捨てられるので手軽ですよ。
すのこマット:マットレスの通気性を向上
ベッドフレームとマットレスの隙間を開け、空気の通り道を少しでも確保したい場合はすのこマットがおすすめです。
すのこマットには2つ折りタイプもありますが、ベッドフレームとマットレスの間に敷く場合はロール式やジョイント式など様々あります。ベッドフレームに使用する場合は、丸めて移動できるロール式だと手入れがしやすいでしょう。
天然の桐を使用しており、厚み2.5㎝があるため空気が通りやすいです。
マットプロテクター:マットレスを汚れから守る
見た目はボックスシーツによく似ていますが、マットレスを汚れなどから保護することが目的で作られたものが、マットレスプロテクターです。
商品によっては防水、防ダニ、防カビ加工がされており、マットレスの劣化を防いでくれます。
「プロテクト・ア・ベッド」のマットレスプロテクター・クラシックは、吸水性・通気性に優れており、余計な水分を発散させます。また、耐熱性もあるので布団乾燥機が使え、ダニ駆除も楽にできますよ。
まとめ
お気に入りのマットレスを長持ちをさせるためには、お手入れが不可欠です。手入れが習慣づくまでは大変ですが、できるところからマットレス回りの掃除を始めてみましょう。
まずは起床時に掛布団を半分にめくって、こもった熱や湿気を逃がすことから始めてみるのもいいですね。
起床時の手入れができたら次は、シーツや枕カバーを決まった曜日に洗濯する、第〇曜日にはマットレスを陰干しにする、など徐々に他の手入れを習慣づけていきましょう。
忙しくて定期的に手入れをすることが難しい場合は、お手入れアイテムを上手に活用してみてください。布団乾燥機は、布団乾燥以外に衣類や靴など乾燥できる製品もありますし、ダニ対策にも有効です。
快適な環境の中ぐっすり眠れるように、ご自身のライフスタイルに合ったマットレスのお手入れ方法を見つけてくださいね。